小さいロゴ大会レポート

第5日目NEWS/女子ダブルス決勝
宮内&久後が攻撃的に頂点へ
宮内久後

宮内(右)/久後は将来性を感じさせる攻撃型

 

「勇ましい」
  宮内/久後(ルネサス)の戦う姿は、恐れを知らない戦士のようだった。勝気さを前面に押し出して、ネット前に飛び込む宮内は、仲間に勇気を与える斬りこみ隊長に見える。
 そしてコートを離れれば優しい顔をした久後だが、175センチの長身を生かしたその攻めは、しなやかでありながら迫力満点。決勝戦1ゲーム、後輩・福島/廣田20オールまで食らい付かれたが、攻めに徹して22-20で突き放した。2ゲームになると、福島/廣田に十分戦うだけの余力は残っていなかった。
「腹ん中では最初から優勝を狙ってて。強い相手にも戦える力があると思っていました」
 司令塔の役割を果たした宮内は、重圧から開放され、初めて心のうちを明かした。

●前田・垣岩・内藤を倒したことを自信に

 存在を十分にアピールする優勝になった。宮内唯24歳。久後あすみ22歳。宮内は日体大時代にインカレ複で3回優勝し、久後はインターハイ複2位の経験を持つ。
 ダブルスにこだわりを持つ2人は、準々決勝で、09年総合複チャンピオン内藤真実(ヨネックス)のペアにストレート勝ち。さらに準決勝では、練習で一度も勝ったことのない同じチームのビッグネーム前田/垣岩に競り勝った。
「強い相手と戦うたび、たくさんのことを教えてもらい、次の試合で生かさせてもらった。対戦相手に勉強させてもらったという気持ちでいっぱいです」(久後)
 なかでも、前田/垣岩に勝った経験は、練習では得られないことをつかめたという。
「実戦のなかで、2人に決められたのはどんな球か、通じた組み立ては何か、分かったことは大きい。こうなると、もっともっとと欲が出ますね」(宮内)
 また、高卒1・2年目の福島/廣田も、今後はもっと注目されていい。5日間の大会期間中、もっとも長かった試合は2試合。最長の80分に及ぶ熱戦は、2試合とも福島/廣田によって演じられたものだ。2人がいかに相手に食らい付いていったかの証拠だろう。

福島廣田

福島/廣田は10代のホープとして名乗り

福島由紀コメント(2位)

「2位になれてうれしいというのが素直な気持ち。1試合1試合で課題が見えてきた。私たちはシングルスをやっていて、まだローテーションができない。これからは単複どちらも頑張りたい」

廣田彩花コメント(2位)

「まだ社会人1年目なので、向かっていく気持ちで試合に臨んだ。ルネサスは日本リーグで優勝していて、オリンピックでもメダルを取った人がいる。すごいチームにいるので、先輩たちからたくさんのことを学びたい」

■Result:宮内唯/久後あすみ(ルネサス)22-20、21-13 福島由紀/廣田彩花(ルネサス)

Results 試合結果(ドロー)

Men's singles

男子シングルス

Women's singles

女子シングルス

Men's doubles

男子ダブルス

Women's doubles

女子ダブルス

Mixed doubles

混合ダブルス

日本ランキングサーキットとは

1999年に始まった日本バドミントン協会が主催する大会のひとつ。ナショナルメンバー選考の基準になる日本ランキングのランキングポイント加算対象の大会である。
01年まで年2回開催されていたが、大会ルールが整備され02年より年1回に。11年からは、混合ダブルスも種目に加わった。

試合形式

最新日本ランキング上位32名・32ペアによるトーナメント方式。上位選手が未出場の場合、出場資格は下位選手に順次繰り下がる。1回戦敗者は、敗者同士で対戦し勝者を17位、敗者を25位とする。

優勝者の横顔
ルネサス

優勝した宮内(左)/久後

ファイナリストの横顔
ルネサス

2位の福島(右)/廣田