小さいロゴ大会レポート

男子シングルス決勝
ベテラン竹村純が充実の2連覇
竹村純

来月は地元・札幌で全日本実業団大会が開催される。竹村の気合も増している

 運動量の多い苦しいスタイルのはずなのに、竹村純(JR北海道)のプレーには悲壮感がない。実業団選手としての責任感を持ちつつも、「楽しいからバドミントンしている」という素直な気持ちが一つひとつのショットから感じられる。
 今大会2連覇。池田雄一(日本ユニシス)をファイナルで下し、ふたたび頂点に立った。
 1ゲームは、池田に一方的にやられた。たった8本で先制された理由を「昨日の西本は球を大きく回したら崩れてくれたんですけど、やっぱり雄一には無理で…。球が浅くなったところを打たれました」と説明する。
 そこで、2ゲーム目は得意の速い展開へと持ち込む。すると8-3と序盤からリードを奪うことに成功し、17本で勝負をタイへ。3ゲームは余勢を駆って9-2と一気にリードし、以降は竹村の独壇場だった。

池田雄一

池田雄一は初めて日本ランキングサーキットの決勝へ。

●「バドミントンはずっと続けたい」(竹村)

 8月で31歳になる。竹村と同い年の選手は元総合王者の佐藤翔治(現日本代表コーチ)をはじめ、引退し始めているが、竹村は現在もJR北海道の不動のエースとしてチームの屋台骨を担う。実際、年齢を重ねてトップスピードの持続は難しくなっているが、経験値が上がるにつれ、「抜けるところは抜けるようになっている」(竹村)。つまり体力のペース配分がうまくなっているということだ。
 そんな竹村の現在のモチベーションは、「チームが自分を求めてくれること」にある。
「今もJR北海道が僕を必要だといってくれるのがうれしいんです。同時にチームを引っ張らなければと感じています」(竹村)
 だから、これからも「バドミントンを追究していきたい」と、さらなる向上をめざす。
 竹村には、昔からファンが多いが、バドミントンを好きだという真っ直ぐな気持ちにファンは清々しさを感じるからだろう。

■Result:竹村純(JR北海道) 8-21、21-17、21-10 池田雄一(日本ユニシス)

Results 試合結果(ドロー)

Men's singles

男子シングルス

Women's singles

女子シングルス

Men's doubles

男子ダブルス

Women's doubles

女子ダブルス

Mixed doubles

混合ダブルス

日本ランキングサーキットとは

1999年に始まった日本バドミントン協会が主催する大会のひとつ。ナショナルメンバー選考の基準になる日本ランキングのランキングポイント加算対象の大会である。
01年まで年2回開催されていたが、大会ルールが整備され02年より年1回に。11年からは、混合ダブルスも種目に加わった。

試合形式

最新日本ランキング上位32名・32ペアによるトーナメント方式。上位選手が未出場の場合、出場資格は下位選手に順次繰り下がる。1回戦敗者は、敗者同士で対戦し勝者を17位、敗者を25位とする。

優勝者の横顔
ルネサス

2連覇を飾った竹村純