小さいロゴ大会レポート

第5日目NEWS/男子ダブルス決勝
数野&山田、世界を見据えて
数野山田

数野27歳、山田26歳。総合優勝が今年最大の目標

 

 率直に言っておもしろかった。今回、優勝した数野/山田(日本ユニシス)のダブルスだ。めぐるめくシャトルの応酬は、これぞ男子ダブルス! というスピード感があふれている。身体能力の高い2人だから、フェイントをかけられてもその後の反応が俊敏。ピンチにも素早くジャンプして羽根を捕らえる姿は、ネコ科の野生動物のようだ。
「熟練したペアだったら、もっとローテーションで勝負できるんでしょうけど、僕らはまだそこまで行ってない。個人の能力で勝負しました(苦笑)」(数野)
 今年1月、本格的にペアを結成。大阪インターナショナルチャレンジに引き続き、多くの修羅場を潜った者の貫禄で優勝まで駆け抜けた。

●身体能力をフルに生かしたスタイル

 決勝戦、3ゲームまで試合がもつれた。ただそれは、小松崎/竹内(NTT東日本)と実力が接近しているというより、派手な攻撃で積極的にポイントを奪っては、派手なミスでポイントを与えているという一人芝居のようだった。
 そのせいか、相手のプレーに慣れたと思われる3ゲーム中盤以降は、ミスは影を潜め、迫力満点のスマッシュをスコールのように相手コートへ降らせた。数野は、ミスが重なったことについて「互いのレシーブのバリエーションがまだまだ少なくて」と申し訳なさそうに説明した。
 今後は、日本代表の復帰を目標にしている。焦りは当然あるだろうが、数野「いま、僕らはこういう大会で勝ってアピールするしかない。必死でやっています」と決意を述べる。
 お互いのよいところは? と記者に問われると、数野山田について「相手をムカつかせるプレーがうまい(笑)。普段から“お前のいやらしいところをネット前で出して”と言ってます」と冗談交じえてその器用さを褒めると、山田「数野さんには球が上がってきたら後ろで決めてくれるという安心感がある」と、その攻撃力について褒めていた。

 
小松崎竹内

小松崎(奥)/竹内は昨年10月よりペアスタート

竹内宏気コメント(3位)

「ユニシスペアは、ドライブを使った上げない展開を積極的に仕掛け守りきれなかった。こちらは我慢して我慢して2ゲームを取れたことはよかった。日本代表として優勝したかった。自分がもっとネット前に入るべきだった」

■Result:山田和司/数野健太(日本ユニシス) 21-16、19-21、21-13 小松崎佑也/竹内宏気(NTT東日本)

Results 試合結果(ドロー)

Men's singles

男子シングルス

Women's singles

女子シングルス

Men's doubles

男子ダブルス

Women's doubles

女子ダブルス

Mixed doubles

混合ダブルス

日本ランキングサーキットとは

1999年に始まった日本バドミントン協会が主催する大会のひとつ。ナショナルメンバー選考の基準になる日本ランキングのランキングポイント加算対象の大会である。
01年まで年2回開催されていたが、大会ルールが整備され02年より年1回に。11年からは、混合ダブルスも種目に加わった。

試合形式

最新日本ランキング上位32名・32ペアによるトーナメント方式。上位選手が未出場の場合、出場資格は下位選手に順次繰り下がる。1回戦敗者は、敗者同士で対戦し勝者を17位、敗者を25位とする。

優勝者の横顔
ユニシス

優勝した数野(左)/山田