小さいロゴ大会レポート

第4日目NEWS/女子ダブルス準決勝
決勝はルネサス対決に!
竹村

宮内(右)/久後は金星を奪取

 

 75分という気の遠くなりそうな試合が終わったあと、全身から喜びが溢れていた。
「初めて前田/垣岩(ルネサス)に勝ったんです!」
 今年1月から組み始めた宮内/久後(ルネサス)が、練習で一度も勝ったことがない五輪代表選手・前田と垣岩に競り勝った。
 見ていて気持ちのいい攻撃的ダブルスだった。インカレ複3回優勝の宮内が強気でネットに切り込めば、175センチの久後が角度のあるスマッシュを乱れ打った。「私たちは攻撃が持ち味なので(笑)」(宮内)。
 勝負所は3ゲーム。前田/垣岩との練習では3ゲームまで競っても焦りが出て逆転を喫するのがいつものパターンだが、今回は違った。3ゲーム序盤、落ち着きを払っていた対戦相手の前田/垣岩を見て、「私たちも落ち着かないと」と言い合い、17点までのシーソーゲームを抜けた。
「明日対戦する福島/廣田(ルネサス)は勢いがあるけど、前田/垣岩に勝ったんだから優勝したい」(久後)
 敗れた前田/垣岩「相手のほうがよく考えていた。もっと練習したいです」と下を向いていた。

■Result:宮内唯/久後あすみ(ルネサス) 22-20、14-21、21-17 前田美順/垣岩令佳(ルネサス)
■Result:福島由紀/廣田彩花(ルネサス) 19-21、21-16、21-13 小池温子/桜井みどり(広島ガス)

●男子ダブルス 再起を誓う数野/山田が接戦で勝利!

 その瞬間、会場からほーっという感嘆のため息がもれた。
数野/山田は日本ユニシスの後輩、佐伯/垰畑に3ゲーム17-20とマッチポイントを取られた。ここであきらめムードが漂ってもおかしくないはずだが、フォア奥へのプッシュなどで3加点したあと、山田が爪はじくようなロングサービスで勝負に出た。
 この不意打ちに佐伯は対応しきれず、ノータッチで1点を献上。すると数野/山田は勢いを得て一気にウイニングポイントをつかんだ。
「ずっと打つチャンスを待ってました。20オールになったとき、一度はミスしても試合は終わらないので打ってみようと。それでも勇気が要りました」(山田)
 会場には微風が吹きシャトルはアウトになりがちで、いつもならもっと試合に取り入れているロングサービスを今回は控えていた。「だから相手はロングへの警戒が薄かったんじゃないかな」と説明するのは数野だ。

竹村

数野(右)/山田は世界を見据えて再出発

 数野/山田が本格的に組み始めたのは、シングルスプレーヤーだった山田が、ダブルスに転向すると決めた今年1月からになる。数野は今後についてこう話す。
「日本代表に復帰してまた世界に挑戦したい。僕のダブルスは、僕が動きすぎて次遅れちゃうことが多いんですが、動きの速い山田がカバーしてくれる。2人とも動けるのが特徴ですね」
 山田はインターハイダブルスで優勝しているが、「僕はまずダブルスを勉強し直さなければ」と謙虚に語っていた。

■Result:山田和司/数野健太(日本ユニシス)16-21、21-14、22-20佐伯祐行/垰畑亮太(日本ユニシス)
■Result:小松崎佑也/竹内宏気(NTT東日本) 21-18、21-14 松丸大輝/浦井唯行(帝京大)

Results 試合結果(ドロー)

Men's singles

男子シングルス

Women's singles

女子シングルス

Men's doubles

男子ダブルス

Women's doubles

女子ダブルス

Mixed doubles

混合ダブルス

日本ランキングサーキットとは

1999年に始まった日本バドミントン協会が主催する大会のひとつ。ナショナルメンバー選考の基準になる日本ランキングのランキングポイント加算対象の大会である。
01年まで年2回開催されていたが、大会ルールが整備され02年より年1回に。11年からは、混合ダブルスも種目に加わった。

試合形式

最新日本ランキング上位32名・32ペアによるトーナメント方式。上位選手が未出場の場合、出場資格は下位選手に順次繰り下がる。1回戦敗者は、敗者同士で対戦し勝者を17位、敗者を25位とする。